2009-11-07

治療 寝違え

自主勉強 しました。

寝違えに対しての治療です。

以下はK先生レポート。

古くから伝わってきた、何種類かあるハリ治療テキストのひとつに『霊枢』があります。
そこには様々な治療法がのっていますが、今回はその中から2つご紹介してみます。

【遠道刺(えんどうし)】
病が上(顔面・頸部や体幹部など)にあるとき,鍼で膝の周囲やその下にある穴を中心にさす。患部より遠く離れた下肢に刺すので遠道刺という。

【巨刺(こし)】
治療の際に,症状が左側にあれば右側を,右側にあれば左側を刺す。巨はモノサシ・サシガネのことで,全身(左右)のバランス調整の意である。


※使用したツボ

<絶骨(ぜっこつ)>: 外くるぶしから上方に向かって指幅4本分

<後谿(こうけい)>: 掌をにぎって、曲げた小指の先が示す大きな溝の端っこ
          (手相でいう、感情線の外端にあたります)

<内関(ないかん)>: 掌側の手首の最大のしわの真ん中から、ひじに向かって指幅3本分

<外関(がいかん)>: 手の甲側で、内関と同じツボの取り方

<天柱(てんちゅう)>:後頭部の頸椎わきにある太い筋肉(僧帽筋)の束の外側ライン上で、 髪の生え際より小指幅1本上がったところ

<肩井(けんせい)>: 首付け根と肩の外端の間の真ん中

P.S.W先生より

天柱、肩井のツボは痛みの出たところに対する局所的な治療で、他は古典にのっとった治療です。

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