2010-07-14

「痛みとストレスを和らげるセロトニンの力」を読んで 2

<セロトニンを活発にする3つの因子>

セロトニンは起き出すと活動が始まる。


1.「リズムの運動」 呼吸や歩行、咀嚼。
2.「太陽の光」 良い覚醒レベルに。
3.「触る」グルーミング



朝起きて、お日さまを浴びながら外に出て行って身体を動かす。

家族は身を寄せ合って寝ていた。

昔なら当たり前の日常生活では、セロトニンが弱るような状況はなかった。

人間は間違いなく昼行性動物だという事を忘れた生活様式が、セロトニン欠乏脳に陥りやすくし、うつの人を増加させている。




私達は、セロトニンを合成するための材料である「トリプトファン」という必須アミノ酸を食事で摂取している。


トリプトファンの多い食材は、「豆類、乳製品、マグロやカツオなどの赤身の魚、野菜だとケール、バナナ」などである。

ただ、間違えてはならないのは、食べればうつが治ったり、痛みを緩和できるのかと言うと、そうではないこと。




活性化因子のなかで呼吸とあったが、セロトニン神経に効く呼吸法は、座禅、ヨガ、太極拳などの呼吸法であり、腹筋をしっかりと収縮させる呼吸法がセロトニン神経を活性化させるということを、サイエンスによって明らかにした。




鍼灸やマッサージの治療でも、肩を軽くたたくとか、皮膚をマッサージするという行為はセロトニン活性につながる。

ゆっくりとしたリズムのマッサージが、呼吸と連動したようなリズムを与えると、セロトニン活性が起こる可能性が高い。


上手な施術者は患者の呼吸に自分の呼吸を合わせる。相手の心身の状態を良く理解しながら施術する。




セロトニンに加えて脳の前頭前野の働きの研究。

仏教などでは「第3の目」と呼んでいる場所に当たる。

現代社会はこの前頭前野をあまり使わない社会になりつつある。

相手の心を理解しようとするときに、私達はどうしても言葉に依存しがちである。

でも、実際はnon verbalな、非言語的な要素、例えば表情や仕草などが重要な役割を果たしている。

私達は言葉を使わなくても、他者の表情や行為を見て理解できる脳を持っている。

インターネットや携帯電話を使ったコミュニケーションは、全部言葉でなされる。

だから、前頭前野を使って理解する能力がだんだん落ちてきている。



有田氏が代表を務める「セロトニン道場」

0 件のコメント: