2008-09-12

がん治療(がんとどう生きるか)

がんの三大療法とされる手術療法、化学療法、放射線療法の進歩もさることながら、鍼灸や漢方など、東洋医学に対するニーズも高まりつつあります。

鍼灸、マッサージは西洋医学と比べ治療時間が長く、患者さんに触れるという特性から、がん患者とその家族に対して、精神的なケアを含めた幅広い役割が期待されています。

〈WHOの緩和ケア(Palliative care)の定義〉
緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関して、きちんとした評価を行い、それが障害とならないように予防したり、対処したりすることで、QOL(Quality of Life)を改善するためのアプローチである。


ここからは私個人の意見ですが、癌であろうと他の病気であろうと生きていることに変わりはなく、家族がいたり、やりたいことがあったりします。
もちろんすべき治療をして、さらにどう生き抜くかが大事であると考えます。

今、治療にいらしている患者さんも(癌や重病の方ばかりではありませんが)、体が楽になってくると、いっぱい話してから帰ります。
なによりも嬉しいのが、ケラケラ笑っていかれることですね。

術後のケア、抗がん剤治療中のケアと色々なケースがありますが、1人の人として、目をそらさずに向き合っていきたいと思います。患者さんにも自分の人生と向き合って生きていって欲しいですね。

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