2008-09-15

長く続けること

何においても言えることですが、「継続は力なり」で長く続けることに意義があると思います。


ある患者さんは乳ガンの術後でリンパ節を取り除いたため、腕が顔の高さくらいまでしか上がりませんでした。ひきつれる感じも強く、痛み、冷たさ等もありました。
初めて診させていただいてから1〜2年はたち、先日久しぶりにお会いして、なんの気なしに「腕どうですか?あがりますか?」と聞いたら、スッと挙げて見せてくれ、さらにぐるぐる回しても痛くないらしいのです。

「えーっ。こんなに挙がるようになったの?」とこちらがびっくりしていたら、ニコニコして、「おかげさまで。」ですって。

続けてみるものですねぇ。初めの頃には見られなかった血色の良い笑顔が見られました。


もう1人の患者さんは放射線療法で背中に黒い跡が残っていました。
かれこれ、4年ほど通われていて、つい先日2ヶ月ぶりにいらしたので、いつも通りに施術していてふと気づいたら、背中の跡がほとんどわからなくなっていました。
正直なところ、施術中は放射線療法をなさった患者さんだということを忘れていたくらいです。(院長がメインで診ていたので)

院長に「確か放射線をやってた方でしたよね?今気づいたんですけど、ないんですよ。跡が。見てみてください。」と言って呼んで見せたら、院長もびっくり&大喜びでした。

患者さんの話を聞くと、最近はゴルフも行くくらい元気だそうです。


長く診させていただくと、嬉しいことがあるものです。
そして患者さんご自身の生命力の強さに感服します。

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